回復期リハビリテーション病棟を探す

リハビリ病院(回復期リハビリテーション病棟)ってどんなところ?

学生

脳卒中や骨折した後のリハビリは
何処でするんですか?

リハ博士

回復期リハビリテーション病棟という
ところでやるんです。
今日は回復期リハビリテーション病棟ついて
一緒に勉強していきましょう。

回復期リハビリテーション病棟ってどんなところ?

☆世界中で日本にしかない画期的な病棟です!!

何を目的として作られた病棟なのか?

  1. 日常で生活する能力を高め、寝たきりを予防し家庭に復帰する。
  2. リハビリテーションのプログラムを医師、看護婦、リハビリスタッフが協力して作成し、リハビリテーションを集中的に行う。
リハ博士

つまり、家に帰るためのリハビリを
しっかりするための病棟なんです。

学生

では、どんな病気の方が
入院しているんですか?

対象となる病気

脳の病気

脳血管疾患、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血でシャント術をされた後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症

骨折

大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の骨折、2肢以上の多発した骨折

神経・筋肉・靭帯の損傷

大腿骨・骨盤・脊椎・股関節・膝関節の神経・筋・靭帯の損傷、腕神経叢損傷

その他

人工股関節置換術後、人工膝関節置換術の状態
切断によって義肢装着訓練を要する状態
外科手術や肺炎などの治療時の安静により廃用症候群を有している状態

学生

その他に注意しておかなければ
いけないことはないですか

リハ博士

はい。病気になってから回復期リハビリテーション
病棟に入院するのが遅くなると入院できないことがあるんです。

リハ博士

その他にも入院できる日数が病気によって
決められているんです。
では、注意点を確認しましょう。

入院するにあたっての注意点

  1. 回復期リハビリテーション病棟に入院するには期日内に急性期病院から転院しなければなりません。(※1)
  2. 回復期リハビリテーション病棟への入院できる期間は病気ごとに60日、90日、150日、180日と期日が設けられています。(※2)
対象疾患 発症から入院
までの期間(※1)
病棟に入院
出来る期間(※2)
脳血管疾患(脳梗塞・脳出血)、脊髄損傷、頭部外傷、くも膜下出血のシャント術後、脳腫瘍、脳炎、急性脳症、脊髄炎、多発性神経炎、多発性硬化症、腕神経叢損傷等の発症後もしくは手術後、又は義肢装着訓練を要する状態 2ヶ月以内 150日
高次脳機能障害を伴った重症脳血管障害、重度の頸髄損傷および頭部外傷を含む多部位外傷 2ヶ月以内 180日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節もしくは膝関節の骨折又は二肢以上の多発骨折の発症後又は手術後 2ヶ月以内 90日
外科手術又は肺炎などの治癒時の安静により廃用症候群を有しており、手術後又は発症後 2ヶ月以内 90日
大腿骨、骨盤、脊椎、股関節又は膝関節の神経、筋又は靭帯損傷後 1ヶ月以内 60日

 

学生

博士色々と分かってきたんですが、
回復期リハビリテーション病棟での
生活はどんな生活なんですか?

リハ博士

では、具体的な例を出して説明しよう。

回復期リハビリテーション病棟での生活(例)

07:00 起床し顔を洗ったり服に着替えたりする。
08:00 朝食を食べる。
08:30 トイレを済ませ歯磨きをする。
09:00 歩く練習と足を鍛える運動を行う。
10:00 検査を行う。
11:00 お風呂に入る
12:00 昼食を食べる。(食べる練習をすることもある)
13:00 着替えやトイレに行く練習を行う。
15:00 しゃべる練習を行う。
16:30 看護師さんとリハビリ
17:00 寝巻きに着替える。
18:00 夕食を食べる。
19:00 トイレを済ませ歯磨きをする。
21:00 就寝

リハ博士

どうですか?
回復期リハビリテーション病棟では、
規則正しい生活を送ることになります。
また、リハビリは最大で3時間するんですよ。

学生

うわぁ!!
3時間もリハビリをやってくれるんですね!
そんなにやったら体も良くなりますよね。

 

学生

ところで、回復期リハビリテーション病棟は
どこにでもあるんですか?

リハ博士

日本中、北海道から沖縄まで
回復期リハビリテーション病棟はあります。

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