就職・キャリアアップ

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士がハラスメントを受けたらどうしたらいいのか?

上司から「最近色気出てきたねぇ❤︎」とか「妊婦だからって…」「何やってんだ!!バカやろう!!」などのハラスメントを受けたらどうしたらいいのか?こんな悩みを抱えていても、上司だし直接言うのも後で何か言われそうだし…

なかなか言い出せない方は結構いるんじゃないでしょうか?

そんな時はどうしたらいいかを一緒に考えていきましょう。

ハラスメント対策

どんな立場の方からハラスメントを受けたかによって相談相手は変わります。

どんな立場の方からのハラスメントなのか立場ごとに解説していきます。

ハラスメントを受けたら

どんなハラスメントをいつ受けたのかを記録しておきましょう。ハラスメントがある度に記録しておいて下さい。可能なら録音や録画で証拠を残しておきましょう。この記録が最終的には証拠となって自分を守ってくれます。私もかつてハラスメントを受けた時にはボイスレコーダーで録音をして証拠にしました。そのおかげで、相手も反論することが出来ず無事にハラスメントはなくなりました。身を守るために検討してみては如何でしょうか?

身を守るおすすめ用品

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場面を想定して対応を考えてみよう

主任から一般スタッフへのハラスメントの場合

主任から一般スタッフへのハラスメントがあった場合は通常その上の課長や部長への相談になります。ハラスメントをしてくる主任に直接抗議するのは反撃を受けたり、更なるハラスメントになる可能性があるためおすすめできません。
主任が直の上司にあたる場合は距離をおくこともできないので、すぐに相談して対処した方がいいかと思います。直の上司でない場合はなるべく距離を取る方がいいと思われます。
課長や部長に相談しても聞いてもらえない場合や課長や部長がその主任と仲が良くて相談しにくい場合は事務長に相談しましょう。ハラスメントに関しては事務長が仕切っていることも多く、大体の場合はすぐに対処してくれます。

医師からのハラスメント

医師からのハラスメントに対しては、最終的に事務長か院長(施設長)に動いてもらうことになることがほとんどです。
この場合でも主任に相談して課長や部長にも入ってもらう流れがいいかと思います。部長まで話がいった段階で事務長へ相談という形になることがほとんどです。
医師だからといって泣き寝入りする必要はありません。ハラスメントにおいては医師もその他の職種も無いのです。
我慢しないでください。

課長や部長からのハラスメント

これは証拠が取れたらすぐに事務長に相談しましょう。主任に相談しても主任から課長や部長に注意することはほぼ不可能なので、ハラスメントの問題が解決する可能性は極めて低くなります。

事務長からのハラスメント

先ずは課長・部長に相談し、院長もしくは施設長に相談しましょう。職場でハラスメント相談部署があればそこに相談することもいいかと思います。しかし、事務長がハラスメント部署を担っていることも多く、相談しにくいかもしれません。そんな時は外部の相談窓口を利用しましょう。
厚生労働省が設置する「ハラスメント悩み相談室」や、各都道府県労働局の総合労働相談コーナーなどでも、ハラスメントに関する相談を無料で行うことが出来ます。

院長・施設長からのハラスメント

先ずは課長・部長に相談し、事務長に相談しましょう。職場でハラスメント相談部署があればそこに相談することもいいかと思います。相談しにくい様なら外部の相談窓口を利用するのもいいかと思います。厚生労働省が設置する「ハラスメント悩み相談室」や、各都道府県労働局の総合労働相談コーナーなどでも、ハラスメントに関する相談を無料で行うことが出来ます。

ハラスメントとは

①優越的な関係を背景とした言動

②業務上必要かつ相当な範囲を超えたもの

③労働者の就業環境が害されるもの

①から③までの3つの要素を全て満たすもの

ハラスメントの種類

①身体的な攻撃
リハスタッフを殴ぐったり、蹴ったりする。物を投げつける様な行動

②精神的な攻撃
仕事に対することではなく、スタッフの人格否定になる様なことを言う。長い時間叱責を繰り返す。スタッフルームなど他のスタッフがいる前で、大声で叱責したり、威圧的に叱責を行う

③人間関係からの切り離し
患者さんのリハビリテーション業務から理由もなく外す。スタッフが集団で無視をして、孤立状態を作る。

④過大な要求
勤務時間内で処理できない様な膨大な仕事を課する。例えば、システム構築やマニュアル作りなどをさせながら患者さんのリハも目一杯やらせる。や業務に直接関係のない仕事を普段の業務に加えてやらせる。

⑤過小な要求
リハビリテーション部の課長や部長という立場であるにもかかわらず、課長や部長の仕事はさせずに一般スタッフと同じような仕事しか渡さない。

⑥個の侵害
スタッフの個人的な情報を勝手に使用したり、業務に関係のない写真を撮るなどスタッフ個人の人権を犯す行為。

⑦セクハラ。
上司から仕事の評価と引き換えに性的な関係を要求される。
胸や腰など不必要に触れる。
卑猥な言葉で困らせる。

⑧マタハラ
出産や育児に対する嫌がらせを行う。
出産や育児を理由に不当に扱う。

ハラスメントによって働きにくさを感じたら

ハラスメントがあると気持ちよく働くことはほぼ不可能です。気持ちよく働けないどころか働くこと自体が嫌になってしまいます。

ハラスメント自体は解決しても相手がいることでなんとなく働きにくさを感じることはよくあります。

 

理学療法士・作業療法士・言語聴覚士の正しい辞め方  辞め方次第で、次の職場が決まりにくくなるかもしれません。そんなことにならないようにこれからお伝えしていくことに充分注意して下さい。...

 

転職も一つの解決手段

働きにくさが残るのであれば転職することも一つの選択肢です。ハラスメントに対して厳しく対応している病院や施設はかなり増えてきています。

その辺りの情報を得ながら次の職場を探すのであれば、転職紹介会社を使うこともいいかと思います。最近の転職紹介会社はかなり細かな情報を持っていて、職場の雰囲気についてもよく知っていることが多いです。また、見学が個別なんで病院で開催される説明会よりもリアルな雰囲気を感じることができるはずです。

病院は複数の転職紹介会社を同時に使っていることは少ないので、会社によって持っている求人が違うことも多くあります。ですので、転職紹介会社は数社登録して複数の病院や施設から選ぶのがいいと思います。中にはかなり好条件であったり、こんな大手の病院が!ということはよくあります。管理職の募集は紹介会社で行うこともよくあります。

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