救急で運ばれた時は色々とお世話になったお医者さん。
リハビリテーション病院に移ることになったけど回復期リハビリテーション病院のお医者さんは一体何をしてくれるのか?
回復期リハビリテーション病棟に入院前する前に知っておきたくないですか?
知っているだけで入院してからお医者さんにどんなことを相談したらいいのかがウソのようにわかります。
一方で知らないと何の質問や相談もできないままに退院になってしまいます。
では一緒に勉強していきましょう。
全国の回復期リハビリテーション病院を調べたい方はこちらへ
リハビリテーション病棟のお医者さんの役割
回復期リハビリテーション病棟で働く医師
リハビリテーション病棟にはいろいろな専門を持っているお医者さんがいます。内科・外科・循環器内科・循環器外科・整形外科・脳神経内科・脳神経外科・リハビリテーション科など本当にいろいろな専門のお医者さんが働いています。
担当してくれるお医者さんがどの科の専門なのかはチェックしておきましょう。
リハビリテーションを専門にする医師もいます
たくさんあある専門の中でもリハビリテーションを最も得意としているのは、あなたの予測通りリハビリテーションを専門にするお医者さんです。リハビリテーション 専門医はリハビリテーション 全般に関する知識が豊富で、今後のリハビリ計画や現在行っているリハビリテーションの効果などについてかなり詳しく説明してくれます。
リハビリテーション専門医について詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
※リハビリテーション専門医学会
回復期リハビイテーション 病棟における医師の役割
- お医者さんは看護師さん・リハビリスタッフさん・医療相談員さん・栄養士さんなどをチームとして取りまとめるリーダー的な役割をしています。
- どんなリハビリをすれば効率的に回復するかをリハビリスタッフと一緒に考えてくれています。
- リハビリテーションがスムーズに行える様に病気の状態を日々確認してくれています。
もともと持っている病気や新たに見つかった病気の診察もしてくれます。他の病院で診察を受けた方がいい場合には、状態に適した病院を紹介してくれます。
当然調子が悪くなれば診察して薬や点滴もしてくれます。 - 入院中にリハビリテーションの進み具合や今後の予定・退院後の生活について説明してくれます。ちなみに退院を許可するのもお医者さんの仕事の一つです。
疑問点があれば聞いてみると色々と教えてくれますよ。 - 家に帰ったり会社で再び働くのに必要な情報を教えてくれたり、生活や仕事上の注意点を教えてくれます。介護保険やケアマネージャーさんとのやりとりに関しては病院の医療相談員に繋いでくれます。
- 復帰する会社に対して病気の状態を説明してくれます。また、車の運転が可能かどうかを判断してくれます。(車の運転についてはお医者さんが可能なことを判断してその後に公安委員会で判断してくれます)
- 救急で運ばれた病院のお医者さんと連絡(書類上の場合もある)を取あって、引き続き治療しないといけないことや注意点について情報を交換しています。
- 退院の時にはかかりつけのお医者さんや救急で運ばれた病院で担当してくれたお医者さんに向けて退院時の状態報告を行ってくれます。
いかがだったでしょうか?
少しは回復期リハビリテーション病棟でお医者さんがどの様に働いているか分かって貰えたのではないでしょうか?
どんなことをしているのかが分かると、お医者さんに何を聞いたらいいのかが分かると思います。お医者さんはあなたの味方なので、思いっきり頼ってみていいかと思います。
医師10カ条
回復期リハビリテーション病棟における医師の役割を回復期リハビリテーション病棟協会が指針として出しています。参考にしてください。
- リハビリテーションマインドを養い、穏やかな態度で患者さん・家族・スタッフに接しよう
- 職種・診療科間の壁を取り除き、リーダーとしてチーム医療を推進しよう
- リハビリテーション医学の最新知識・技術の習得と院内啓発に努めよう
- 基礎疾患や合併症の医学的管理とリスク管理を的確に行おう
- 患者・家族に進んでわかりやすく説明し、十分な同意に基づく医療に取り組もう
- 心理的な問題やQOLにも配慮し、社会復帰を支援しよう
- 急性期や維持期(生活期)の医療機関・施設や地域の社会資源と連携しよう
- より質の高いリハビリテーションサービスを提供できる病棟を創っていこう
- エビデンスに基づくリハビリテーション医療に取り組もう
- リハビリテーション医療の発展に寄与する志と誇りを持とう
まとめ
回復期リハビリテーション病棟で働くお医者さんは主に体調の管理と今後の方向性を考えてくれています。
悩みの相談や不調の相談、今後の不安など色々と相談してみてはいかがでしょうか?
その悩みは相談することで解消されるかもしれませんよ!