リハビリテーションカンファレンスではどんなことを話し合うのでしょうか?
リハビリテーションカンファレンスで話うこと
カンファレンスの最大の目的は方向性を決めていくことである。
方向性を決める上で必要な情報
①現状の残存機能と予後予測
②病棟での生活状況
③患者・家族の希望
④使える社会資源
カンファレンスをすすめる上で必要なこと
①患者さんの方向性を意識してすすめる
②各職種の専門性を重視して意見を集約する
③時間はあらかじめ決めておく(ダラダラ長くなるので)
④カンファレンスの頻度は月に1回以上行う
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リハビリテーションカンファレンスで行うこと
入院初期
各職種の評価内容を集約し、患者さんの全体像を捉える。また、ゴールを設定する
入院中期
ゴールの修正・方向性の決定
入院後期
ゴールの達成度の確認、方向性に対して残っている問題の洗い出しと最終調整
回復期リハビリテーション病棟で立てる2つのゴール設定
<職種ゴール>
いつ頃にどんな状態になるのかを予測する
<リハゴール>
どこでどんな生活を送っていくかを想定する
職種ゴール
<医師>
病状、主な障害に関する予後予測
<看護師>
リスク・健康管理、しているADLのゴール【予測】
<PT>
基本動作、移動能力、体力等のゴール【予後予測】
<OT>
できるADL・IADL等のゴール【予後予測】
<ST>
口腔・嚥下機能、コミュニケーション能力等のゴール【予後予測】
<SW>
生活の自己管理、経済面、介護能力、社会資源等のゴール【予測】
マンツーマンだから結果が出せる!まずは無料試着体験【公式】マルコの補整下着リハゴール
リハゴールとは各職種のゴールより、生活機能の予後予測と実際の状態の把握を行う
①生活の場(退院先)の立案、決定
②退院後の利用サービスの立案
③必要な入院期間の立案、決定
間違った職種ゴール
長期ゴール;自宅復帰
→具体性にかける
短期ゴール;歩行の安定性向上・歩行の実用性向上
→ゴールでは無く方針になっている
正しい職種ゴール
初期評価
長期ゴール;1本杖を使用し院内歩行が自立(2ヶ月後)
短期ゴール;歩行器を使用しての院内歩行が自立(2週後)
2ヶ月後評価
長期ゴール;1本杖を使用して屋外歩行1kmが自立(1ヶ月後)
短期ゴール;1本杖を使用して屋外歩行200mが自立(1週後)
※いつ頃にどんな状態になるのかを明確にする
まとめ
いかがでしたか?
リハビリテーションカンファレンスの進め方のコツはつかめたでしょうか?
カンファレンスで方向性を決め、その方向性に合わせて病棟生活を変更やリハビリテーションのADL練習内容の変更を行いましょう。
また、家族指導や家屋評価についてもカンファレンスで話し合って実施するようにしましょう。