セラピストに役立つ情報

2020年 診療報酬改定 短冊の要約(リハビリテーションの部分のみ)

短冊の内容を確認しましたので、まとめました。参考にしてください。
間違い部分などありましたらご指摘お願いいたします。

回リハ病棟

p332
回リハ病棟の実績指数:1は40以上。3は35以上
発症からの期間に係る事項が削除
入棟時重症者割合・退院時重症度改善割合の評価法は日常生活機能評価に代えてFIMの総得点を用いても良い。
(FIMの点数で何点以上が重症者になるのか?改善は何点以上かは記載無し。)
回リハ1は管理栄養士1名が専任配置となる。2から6は専任配置が望ましいとなった。
退棟時のFIM得点について計画書を作成、説明の上で患者の求めに応じて交付

地域包括ケア病棟

p322
地域包括ケア病棟1・3は自宅からの入院が15%、緊急受け入れが3ヶ月間で6名以上となります。
以下の項目で2つ以上満たしている必要がある
①在宅患者訪問診療料が3ヶ月で30回以上
②訪問看護・指導料が60回以上③訪問看護基本療養費が3ヶ月で300回以上
④在宅患者訪問リハビリテーション指導管理料が3ヶ月で30回以上
⑤訪問介護・訪問看護・訪問リハビリテーションのいずれか併設
⑥退院時共同指導料2を3ヶ月で6回以上算定
入退院支援及び地域連携業務を担う部門を設置する必要あり。
地域包括ケア病棟に専従の看護師か社会福祉士を配置し、さらに職種が別の看護師か社会福祉士を専任で配置する必要がある。
許可病床400床以上の地域包括ケア病棟は一般病棟から転棟したものの割合を6割未満にしないといけない。
許可病床400床以上は地域包括ケア病棟の新設が出来ない。現在あるものは維持可能。

疾患別リハ

p212
計画書のADL評価はBIかFIMのどちらかで良い。
計画書の作成は原則7日以内、遅くとも14日以内。作成前の疾患別リハ実施は医師の具体的な指示が必要。
計画書の説明後の診療録のその要点を記載が削除され、写しを診療録へ添付となった。
延長書類は前3ヶ月の状態と比較する事が変更となった。これまでは前月の状態と比較であった。
呼吸器リハ料の実施にSTが追加された。
難病患者リハ料の実施職種にSTが追加された。
外来リハ料はこれまで報告+カンファレンスであったが、報告をカンファレンスに置き換える事ができる。
外来で要介護の方は延長出来なくなった。
脳血管リハ2のSTのみの規定が示された。
がんリハの対象疾患が変更となった。

摂食嚥下支援加算

p84
週に1回●点加算
摂食嚥下支援チームを作成
月に1回VF・VEの検査が必要
摂食嚥下支援チームによるカンファレンスの実施(医師・看護師・ST・薬剤師・管理栄養士が参加)
入院時・退院時の嚥下機能の評価について様式●を使用して報告が必要

排尿自立支援加算が新設

p348
排尿ケアチームには医師、看護師、PTもしくはOTの専任配置が必要。
排尿ケアマニュアル作成が必要。院内研修が必要。

機能強化型訪問看護管理療養費1

p393
看護師等の比率が6割以上必要

理学療法士等による訪問看護の見直し

p410
理学療法士等による訪問看護は週4日目以降減算となる。